内容説明
ことわざを通して、その国の暮らしと文化が見えてくる。中国の日々の暮らしのなかで使われることわざを取り上げ、言葉の成り立ちや用い方を紹介するとともに、ことわざに寄せる人々の思いを描き出す。
目次
七つ八つは犬さえ嫌う―親子・家族のことわざ
娘時代は十八変化―男と女のことわざ
三人寄れば、無責任―人間関係をめぐることわざ
食後の散歩は長寿の秘訣―知恵とユーモアのことわざ
みれんの糸は切っても切れぬ―切なる思いを伝えることわざ
黄河に行きつくまで心は死なない―風土が生んだことわざ
礼は往来を尚ぶ―古典とことわざ・古典の言葉
ことわざが語る人間模様
書とことわざ
著者等紹介
千野明日香[センノアスカ]
法政大学文学部教授。専攻は中国口承文芸。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻後期博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
10
中国の諺の本。驚くのは、いずれも著者の実体験とともに紹介されている。★見知らぬ人と連れ立つな、三人寄れば無責任、あれれ、日本と正反対?三つ子の魂80まで、へぼな靴屋も三人寄れば諸葛孔明、日本と同じだな。★故郷の人に行き会えば、涙あふれてやまず、一番中国らしい諺だ。2016/09/01
セイバー
1
鰯の頭も信心から2016/04/30
renon
0
中国と日本の常識が違うからこそ諺の意味も深堀るとまた違ってくるのが面白い。 こういった視点から国独自の文化を感じられるのもいい発見だった。2024/03/12
-
- 和書
- 追憶のあと