偏愛的漢詩雑記帖

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784469232905
  • NDC分類 921
  • Cコード C3098

内容説明

愚痴をこぼし、不遇を託ち、酔っ払い、猫を愛でる…。人間味あふれる漢詩への愛を縦横につづる。

目次

先秦(ミサゴとオスプレイ「関雎」)
後漢(見つめ合う二人「古詩十九首」其の十)
魏(曹操 老いたる名馬「歩出夏門行」;曹丕 友愛と疫病「朝歌令呉質に与うる書」)
東晋(陶淵明 繽紛と散る桃の花「桃花源記」)
南朝・宋(陸凱 春をプレゼント「范曄に贈る」)
盛唐(王維 静寂と人の声「鹿柴」;李白 髪は真っ白「秋浦歌十七首」其の十五 ほか)
中唐(孟郊 身と心のせめぎあい「夜に感じて自ら遣る」;韓愈 土地と季節「夕べに寿陽駅に次り呉郎中の詩の後に題す」 ほか)
晩唐(李商隠 今をかぎりと鳴きしきる「〓」;恋の夢「元城の呉令に代わりて暗かに為に答う」 ほか)
宋(陸游 猫はいつでも猫「猫に贈る」;物売りの声「臨安にて春雨初めて霽る」 ほか)
明(高啓 形なき物に形を、声なき物に声を「青邱子の歌」)
清(黄仲則 月のように明るい星「癸巳の除夕 偶成」;〓自沈 詩も時代とともに「春より秋に徂ぶに、偶たま触るる所有り、拉雑として之を書き、漫として詮次せず 十五首」)
日本・室町(一休 一休の真意「大燈忌宿忌以前、美人に対す」)

著者等紹介

川合康三[カワイコウゾウ]
1948年、浜松市生まれ。京都大学文学部(中国文学専攻)卒、同大学院博士課程中退。博士(文学)。東北大学助教授、京都大学助教授を経て、同教授、同大学院教授。退職後に台湾大学招聘教授、ブランダイス大学招聘教授、國學院大學特別専任教授。現在、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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お抹茶

3
漢詩に関する随筆集。牽牛・織女を下敷きに,結ばれない悲哀を詠った『文選』古詩十九首から「盈盈たる一水の間 眽眽として語るを得ず」。陸凱「范曄に贈る」の「聊か贈る 一枝の春」の「春」は梅の花で,春を待つ北方に住む親友に梅を贈るという清らかな喜びを感じる詩。中国では日本よりも完全な美を好み,月の好みもだいたいが満月。著者の胸が半世紀もざわつくのは李賀の詩で,表現が型破り。中国古典詩の詩形は唐代以降千年不変で,伝統を守りながら自分ならではの表現を探る継承と創新の極限の対立に中国文学独特の特質が凝縮されている。2024/12/19

りょく

2
漢文講読の授業の先生が薦めてくださった本。詩人の生きた時代と、現代に生きる著者の生活における実感がなだらかに繋がり、すっと漢詩文の世界に入っていくことのできる本だった。漢詩の難しさはまずずらっと漢字が並んでいること、次に訓読体(書き下し文)にしても現代日本語とは距離があることで、言語も文化も違う詩の世界について共感できるポイントを探り当てるのはこれまでの自分にとってはなかなか難しいことだった。この本に出会えたお陰で、漢詩の味わい方のコツが少しわかったような気がする。(コメントへ)2025/02/10

chiro

1
神保町パトロールで発見、川合先生の講義面白かったなーと懐かしくなり購入。アカデミズム的な価値に重きを置かず、面白いことや興味を惹かれることを追い求め、思いつくまま講義で語り、教授になっても自分を無学という、私の好きな文化人タイプの先生だった。楽天的でユルいのにおそろしく知的で教養深い講義の雰囲気が、そのままこの本に再現されている。数ページのエッセイ集なので仕事から帰った後も気楽に読めた。 黄仲則の『雑感』が印象深かった。「文学というものが本質的には世間の成功者から縁遠い」そうかそうなんだな。2025/04/08

takao

0
ふむ2025/03/17

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