内容説明
漢詩の流れと仕組みを平易に解説し、広く愛誦されてきた和漢の名詩のこころと味わいを、深い学識と豊かな詩心でわかりやすくつづる。定評ある名著の改訂版。
目次
1 漢詩の流れ(漢詩の流れ;詩経;楚辞 ほか)
2 漢詩の仕組み(漢詩の型式;近体詩の型;近体詩の声律 ほか)
3 漢詩の味わい(自適;自然;旅情 ほか)
著者等紹介
石川忠久[イシカワタダヒサ]
東京都出身。東京大学文学部中国文学科卒業。同大学院修了。現在、二松学舎大学顧問。二松学舎大学・桜美林大学名誉教授。(財)斯文会理事長、全国漢文教育学会会長、全日本漢詩連盟会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あいくん
10
☆☆☆石川忠久さんの2006年の著作です。巻頭の中国の餓眉山や江南の春のカラー写真がきれいです。峨眉山は標高三千メートルの高峰です。「一陽来復」とはいい言葉です。 古典を見直し、漢詩の味わいを再確認しようという風気がわき起こってきていると石川忠久さんは感じています。漢詩の流れは壮大です。詩経、楚辞、竹林の七賢、謝礼運、陶淵明、唐詩と続きます。謝礼運は山水詩、陶淵明は田園詩です。代表的な漢詩の鑑賞はわかりやすいです。「春暁」孟浩然、「鹿柴」王維、「香炉峰・・・」白居易、「江南の春」杜牧、「峨眉山月歌」李白、2019/09/23
allen xu
0
在住家附近的区图书馆找中国古诗相关作品,发现石川忠久先生的作品占了大多数。从日语wiki著作栏看到,他的著、选、译汉诗多达70余部,可谓著作等身,给汉诗的在日传播做出了卓越的贡献。本书我只读了日本人的汉诗部分,要是用传统汉诗审美评价,感觉写得还不如一部分现代中国人。2018/07/27
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