内容説明
人はいかにして永遠の生命を手に入れることができるのか。神仙の道を目指す者たちが編み出した、驚異の身体技法とは?「胎」をめぐる道教の不老長生術の展開を追い、古代中国の生命観・宇宙観を明らかにする。
目次
1 不老不死の思想(神仙への憧れ;道教と不老不死)
2 胎児への回帰(懐胎から出産まで;運命の超克)
3 「敗者復活」への道(小宇宙としての人体;存思―体内宇宙への旅立ち ほか)
4 「胎」をめぐる技法(食物のヒエラルキー;断穀と食気 ほか)
5 「胎」の技法から内丹へ(真人子丹を養育せよ;内丹の技法 ほか)
著者等紹介
加藤千恵[カトウチエ]
1967年、愛媛県に生まれる。1991年、愛媛大学法文学部卒業。2000年、大阪市立大学大学院後期博士課程修了。現在、大阪市立大学非常勤講師
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感想・レビュー
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床ずれ
2
神仙への憧れというよりも、胎内回帰への憧れとして、楽しく読めた。それにしても、こんなマニアックな内容を、パンキョーの授業として取り扱う大学に驚き。わいわいしたうるさい学生たちも、みんな仙人になってしまえばいいのに2016/01/28
まさゆきー
0
人間の身体の解剖図みたいなやつがカッコよすぎる。内経図てやつだ。その中には牛、人間、星、山、川とか色んな自然が描かれてる。Tシャツ欲しい2014/07/29
山田
0
昔の人は大真面目にこれを実践していたのかと思うとまったく御苦労なことだと頭が下がる思いである。2013/07/30
hiro6636
0
FGOに真人がでたので2018/12/30