内容説明
中国の文物鑑定の第一人者・史樹青先生が、書画鑑定の心得と作品鑑賞の楽しみを語り、名品に潜む謎を解く。李白の書、王義之「藍亭帖」の真贋問題から、ニセ印作りの話まで、中国歴史博物館での多年にわたる実践と探究の精華を、数々のエピソードとともに綴る、待望の中国書画鑑賞入門。
目次
1 中国書画の見かた(中国書画の鑑賞;書画鑑定の心得)
2 書を極める(「蘭亭の序」と偽作説;李白が書いた「観音之閣」の題額;法帖中に残された歴史資料;唐寅が日本の友人彦九郎に贈った詩;銭玄同の「平妖堂」斎額)
3 絵画を極める(空海が持ち帰った「真言五祖」の肖像;文同の墨竹;チンギス-カンの肖像;北京八景;中国古典小説・戯曲の挿図版画)
4 書画をめぐる人々(琉璃廠をめぐる人々―周肇祥先生のこと;民国北京の金石学―「冰社」小記 ほか)
著者等紹介
史樹青[シジュセイ]
1922年、中国河北省楽亭生まれ。北京の中国歴史博物館で多年にわたり文物書画の鑑定と研究に従事。現在、同館研究員を務めるほか、国家文物鑑定委員会等の要職を多数兼務、後進の育成にも力をそそぐ。中国の文物書画鑑定の第一人者
大野修作[オオノシュウサク]
1951年、埼玉県生まれ。京都女子大学教授。中国文学専攻。文学博士
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