内容説明
マンガは、なによりも描かれた国の人々の表情が活写され、言葉がわからなくても、その社会の文化や背景を知る手がかりをあたえてくれる。マンガをとおして社会をみつめる著者、アジアの旅。
目次
G.M.スダルタ氏とインドネシアのマンガ
シンガポールの漫画コースター
フィリピン・コミックスの父に会う
天安門事件と香港の政治マンガ
香港のコミック戦争
タイのアノップは日本の筆で描く
カンポンから都会へ―マレーシアのラット
中国の現代のマンガ傑作集が刊行された
15歳のラットを教えたマレーシアのマンガ家
罪悪感は世界共通なんだわ―アジアのマンガ家たちとの旅
カンポン・ガールを描く女性マンガ家
フィリピンの生活風景とラリー・アルカラ
シンガポールのコリン・ゴー
中国アニメの父、万籟鳴の60年
大統領が気にする韓国の新聞マンガ家たち
作者とともに読者も動く韓国の「トゥコビ」
映画になった「パシコムおじさん」
香港コミックス戦争その後とニューウェィヴのマンガ家
パリでシリアのマンガ家に会う
マレーシアのナンと「タローさん」の運命
魯迅の小説のさし絵を描いた豊子〓
インド・アニメ映画の先駆者、ラム・モーハン
『マニラ・プレティン』の異色マンガ家のロックスリー
「第三世界のマンガ家」と香港の『反斗雑誌』
「東周英雄伝」を描く台湾の鄭問
マレーシアのラットが日本で盗作された