出版社内容情報
「誰でも教えられる漢文」をめざし、漢文指導のノウハウをわかりやすく示す。確かな授業力をつけられる実践的ヒントを満載。
内容説明
漢文の授業づくりを徹底サポート!漢文嫌いをつくらない、漢文指導歴40年のプロのコツ教えます。
目次
第1章 漢文指導の基礎・基本(漢字の音訓にこだわる;字音のいろいろ ほか)
第2章 漢文指導の実践“準備編”(教材研究の十箇条―すべては教材研究のために;注釈書はこう使おう!―参考文献の上手な使い方 ほか)
第3章 漢文指導の実践“教材編”(国語総合の年間タイムテーブル;「矛盾」の授業に向けて―教材研究の具体的な手順 ほか)
資料編(漢文を読むために;基本句形の整理 ほか)
著者等紹介
塚田勝郎[ツカダカツロウ]
1952年、新潟県生まれ。東京教育大学卒業。埼玉県立熊谷高等学校、同新座北高等学校勤務を経て、現在、筑波大学附属高等学校教諭。全国漢文教育学会常任理事。高等学校用国語教科書(大修館書店)の編集に長年携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はづきち
4
3学期は漢文の授業なので、ちょうど最近出版されたこの本を読んでみました。漢文の授業の導入や書き下し文・現代語訳の扱いなどを解説してくれています。ずっと疑問に思っていたことが解説してあって、少し荷が下りた感じがします。でもこれは進学校向けだよなぁ…とも思う。今の学校じゃ書き下し文を予習でやらせるなんてこと到底できません。2014/12/28
ダヴィ
1
★9.0 勤務校の図書館にあったので再読。本の前半部分(漢字の音訓・返り点・送り仮名などについて)は国語教員全員が読んでおくべきものだと感じる。授業作りの際には常に手元に置いておきたい。 無理やりに難癖をつけるならば、漢文「を」教えることに注力してしまっており、漢文を学ぶことでどのような能力が身につくかといった視点が薄いことが挙げられるだろう。2024/07/24
がっちゃん
1
資料用。教科書や資料集の内容を整理して見やすく書かれています。筑波だからね…。指導の際にどうしても大学入試がちらつく。2016/11/20