出版社内容情報
子どもの成長に応じた本の選び方・薦め方、短編・長編それぞれの読み方、読書感想文の書き方などを親や教師らに向けてアドバイス。
赤木 かん子[アカギ カンコ]
著・文・その他
内容説明
赤ちゃんから高校生までの子をもつ親、教師、図書館で働く方々へのアドバイス。
目次
第1章 赤ちゃんから小学生になるまで(赤ちゃんが生まれたら;もう一度読んで~がはじまったら;小学校に入る前に)
第2章 小学生の子どもたちへ(小学生になったら;「サンタクロース」が世界の分かれ目)
第3章 ティーンエイジャーになったら(中学生の子どもと本の状況;中学生・高校生の子どもにどう接するか)
第4章 本を使える人にするために(“本”ってなあに;百科事典を使おう;読書感想文の書き方;レポートの書き方;小説・物語の読み方;書体が古い本は選ばない;マンガや映画を読み取る力)
著者等紹介
赤木かん子[アカギカンコ]
児童文学評論家。長野県松本市生まれ、千葉育ち。法政大学英文学科卒業。1984年に、「本の探偵」として本の世界にデビュー。子どもの本や文化の研究、紹介をしていたが、最近は図書館の改装と子どもに調べ学習を解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風眠
71
『子どもを本嫌いにしない本』なんとストレートなタイトル!「本を読む事が好き」というのは、単に好み、趣味嗜好の問題だと私は思っている。無理に本を好きにさせようとか、読ませようとか、そういう押し付けは良くないと思っているし、子どもに限らず本を読む事が苦手、嫌い、と思う大人だっている。そういう考えをもっている私がなぜ、この本を手に取ったのかというと、子どもに向けた図書活動をしないといけなくなったから。もっと細かく言えば色々あるところを、これだけは、という部分に絞ってまとめた一冊なので、参考にするには丁度いい。2019/06/09
chiaki
38
赤木先生の著書は何度も読む程、図書館づくりの道標にしています。本書は、子を持つ親としても学校図書館に携わる者としても興味深い内容。司書として1年目だった去年、小3の子が図鑑の索引の使い方を知らなかったことに驚いたけど、大学生でも知らない人がいるとか!読書をもっと楽しむためにも、まず本の使い方を知ることが大事だなーと痛感。短編と長編で、読み方が異なることもなるほどでした。小さいうちから絵本を通して様々な分類の本と出逢わせてあげたい。お年頃のティーンズは、基本的には知らんぷりしておくということも今後の参考に!2020/05/16
みっこ
33
さらりと読める一冊。内容は読み聞かせを積極的にしている人には既知のものが多いかも。一番参考になったのは『小説が好き=読書家ではない!』ということ。科学本など他のジャンルを読むのも立派な読書。というのも私が王道な物語本が好きなのに対して、5歳の娘はちょっとシュールな作品や科学絵本が好みの様子(物語本も家にあれば一通り読みますが)本はそこまで好きではないのかな?と解釈していた自分本位な考えを反省しました。あと私は本好きのくせに想像力がないので、風景描写や人物描写は飛ばしてOK!と肯定してくれて嬉しかった。→2022/08/14
たまきら
32
読み友さんから。読み聞かせデビューのお母さんに特にピッタリな本ですが、1年生はこんな感じですよ、みたいなアドバイスもまさにぴったり当てはまっていておかしかった。こんどなぞなぞ本をかりてこようっと。2018/04/26
ヒデミン@もも
31
赤木かん子さんの本は図書ボランティアをしていた時よく読んだ。でもね、本を読んだほうが世界が広がるし何より、理由もなく私は本が好きだから本好きになって欲しい。でも残念ながらうちの子供は本嫌いー。幼い時の読み聞かせは大好きだったのに。でもいいの別に子供が自分で好きなことを見つけてくれれば。これまったく本の内容と関係ない。2014/06/30