内容説明
賢治文学の使命と試練の象徴としての「郵便脚夫」。未来時制に配達される手紙のような物語が、いままさに読まれ始める。
目次
秋田街道
詩「屈折率」
詩「春と修羅」
詩「蠕虫舞手(アンネリダタンツエーリン)」
どんぐりと山猫
注文の多い料理店
水仙月の四日
かしはばやしの夜
土神ときつね
鹿踊りのはじまり
黄いろのトマト
「雁の童子」など
やまなし
セロ弾きのゴーシュ
詩「鉄道線路と国道が」など
ざしき童子のはなし
風の又三郎
詩「無声慟哭」三部作
詩「青森挽歌」
銀河鉄道の夜
再び郵便文学について―「光の手紙」をどう受け取るか
著者等紹介
吉田文憲[ヨシダフミノリ]
1947年秋田県生まれ。詩人。1976年詩集『衰弱』を刊行、以後『花輪線へ』『人の日』『遭難』『移動する夜』など。2001年『原子野』で晩翠賞、2006年『六月の光、九月の椅子』で山本健吉文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 芭蕉語彙考