引き裂かれた世界の文学案内―境界から響く声たち

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引き裂かれた世界の文学案内―境界から響く声たち

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784469213829
  • NDC分類 902
  • Cコード C3090

出版社内容情報

人種・宗教・性…サリンジャーなど古今の作品から人々の関係性の「分断」を明らかにする。中村和恵、温又柔らとの対談も収録。

内容説明

人種、宗教、性…分断される世界を生き抜くための必読書。4名のゲストを迎えた、スペシャル対談も収録。

目次

第1章 引き裂かれた世界(今そこにある差別―フィリップ・ロス『プロット・アゲンスト・アメリカ』;二つの世界の狭間で―フィリップ・ロス『さようならコロンバス』 ほか)
第2章 私らしく生きるということ(側にい続けること―ミュリエル・スパーク『仕上げ学校』;人種と恋愛―チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『アメリカーナ』 ほか)
第3章 触れる、身体の奥へ(世界を見るということ―ジョン・バンヴィル『海に帰る日』;踊りと文学―J・M・クッツェー『イエスの学校時代』 ほか)
第4章 祈ること、働くこと、生きること(労働の現実―チャールズ・ブコウスキー『郵便局』;職務への誇り―ミシェル・ウエルベック『地図と領土』 ほか)
第5章 言葉を読む(雑誌『フリーマンズ』と世界文学―リディア・デイヴィス「ノルウェー語を学ぶ」アレクサンダル・ヘモン「失われた空間を求めて」;町田康を英語で読む―町田康『パンク侍、斬られて候』英語版 ほか)

著者等紹介

都甲幸治[トコウコウジ]
1969年、福岡県生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

108
米文学者、翻訳家の著者によるブックガイド。語りが軽妙なのでスルスルと読めるし、作品の魅力の示し方が巧みでどの本も読みたくなった。現代文学が主体、「英語教育」という雑誌連載のためか欧米作家が多め。テーマは分断。と言っても人種や性の差別ばかりではなく、自己の価値観と社会のズレに対する狂おしいほど愛おしい苦悶が滲み出ている作品に心を掴まれた。「外国文学を読むとは、人間の共通した心情と、異なった経験とを共有する冒険だ」という著者の言葉に共感。翻訳者や作家との対談は作品の奥に踏み込む内容で、特に岸本さんとのが濃い。2020/10/01

小太郎

31
「狂喜の読み屋」を再読して読まなきゃならない本が随分増えた記憶がありますが、またこの本読んで知らない本が山ほど出てきて一体どうしようかと悩んでしまいました(笑)本の紹介は勿論凄いけど(都甲さんの場合、内容を最後まで話してくれるので読んだ気になっちゃうのが少しマズいかも。ただこの手の本はミステリなんかと違ってネタバレしてもそんなに問題ないのかな?)今回は岸本佐知子さんとの対談が読みたかったので手に取りましたがやはり秀逸。他に中村和恵、温又柔、くぼたのぞみさんとの対談も良かったです。クッツェー読まなくちゃ!2022/10/06

ぐっちー

11
海外の文学を読みたいと思いつつ、どこから手をつけて良いか分からないわたしには、とても良い案内だった。 岸本佐知子さんとの対談も目的の一つ。読みたい本がぐんと増えました。2021/06/03

ののまる

7
都甲さんって、わりと結末まで全部喋っちゃうよね汗 2021/06/27

中山りの

3
図書館本。 この世界には、ごく少数かもしれないが、ただただ響く物語に触れられれば少しだけ前に進める人がいる。欲しいのは「ありがたいお言葉」ではない。物語が残してくれる言語化できない何かが、生きていく糧となる人がいるのだと思うから。 読みたい小説がまた増えた。2021/01/18

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