内容説明
ヨーロッパ文明の基層、ラテン語の世界を案内する、知的雑談満載のイツミ教授のラテン語講義。よく引用されるラテン語名句の話から文法の初歩へと導く読み物風入門。
目次
ラテン語はどうして「死語」ではないのか
発音そのものは、厄介ではないけれど
少年チャーチルのトラウマ―名詞の第1変化と第2変化
盲目の女神―形容詞の第1第2変化
警部は女ではない―名詞の第3変化
私は愛す。君は愛す―動詞の現在形
ゆえに我あり―英語でいえばbe動詞
恋には逆らえない。ウェルギリウス―形容詞の第3変化
栄華は去りゆく―不規則動詞をもうひとつ
語源の危険性。蔵書票―特殊な第2変化の名詞〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
82
面白かった。教室の雑談、を主に。でも文法説明もあるので、初歩に苦労したか、フランス語とかやってる人向け、かな。 Q.E.D.;quod erat demonstrandum. nunc est bibendum;今こそ酒を飲むべきだ(ホラーティウス)2021/08/09
やまち
5
西洋の一般教養って感じ。知らない小話がいっぱいで楽しかった!西洋芸術の古典に興味ある人にもおすすめ。「初級の文法書の前に読んでほしい」と著者は言ってるが、文法を知らずに文法のことばっかり読むのはきついと思う。面白かったけどおすすめはしない。わたしは読んだけどね!変人向けです。言語オタクとか、伊語、独語、仏語、西語とかの文法の知識がちょっとあると楽しめると思う。わたしは英語しか知らない。それにしてもラテン語は変化が多くてすごい。名前まで変化するんだから信じられない。7と10だけでも読んでほしいな。おすすめ!2026/03/26
oDaDa
5
p170:“quid aliud est mulier nisi amicitiae inimica? ” 女とは友情の敵でないなら他の何であるか、すなわち「女子とは何ぞ。友愛の敵にあらずや。」2016/08/01
本の紙魚
3
「授業で記憶に残るのは先生の雑談」と後半に書いてあるとおり、たくさんのラテン語にまつわる小話と名言を楽しく読み薦めているうちに読み切ることができた。フランス語イタリア語スペイン語辺りを学習した人はそれらの言語との比較をしながら文法の理解をすることができると思う。とはいえ、ラテン語という複雑な言語をこの一冊で習得できるわけではなく、文中に書かれているように活用と単語をひたすら覚えていくという苦労はやっぱりどこかでしなければいけない…愛でも死でもこれだけ豊富な活用をするラテン語学習をがんばってみたいと思った。2021/03/29
Haruka Fukuhara
3
ラテン語の読み物でありつつ読んでいると自然に文法が多少学べそうな本。個人的には今回手に取った中で一番親しみやすかった。2017/03/31




