内容説明
「デカルト博士はヒ素で殺された…」!?350年前、奸計渦巻くストックホルムの宮廷で、近代哲学の父は亡くなった。死の当日、侍医が送った手紙が発見されて、今その死に新たな光が当てられる。
目次
プロローグ デカルトの死をめぐる疑惑
1 ルネ・デカルト―気むずかしい哲学者
2 スウェーデンのクリスティーナ―十番目のムーサ
3 デカルトとクリスティーナ
4 病気と死
5 一つの死体に群がる人々
6 頭蓋骨―盗品と収集物
7 鍵―秘密の手紙
8 容疑者と動機
9 証明―法医学的調査
エピローグ 終わりなきデカルト