出版社内容情報
構造言語学以来、言語学と密接なつながりをもつ有力な方法論である行動理論を、日本における数少ないスキナリアンが平易にかつ魅力的に説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかね@心理学
3
スキナーは元より、行動理論に関わる諸学者らの理論を知ることができる。行動理論と言語学に関連があることは驚きである。ソーンダイクの効果の法則以外の行動原理を知ることができるだけでも読む価値はあった。読む際、前提として行動についての理論をある程度知っておく必要があるとも感じた。2014/11/07
noin
1
かなりおもしろいが、ある程度行動分析学の知識がないと読み切るのは辛いと思う。自分もわからないところがあった。行動分析学の造詣を深めたい人には必携の本だと思う。2012/06/19
ひぐま
0
現在、(認知)行動療法が心理療法の中でも全盛っていう感じですが、なかなか厳密な行動理論を論じた質の高い本ってない気がします。確かにこの本は非常に細やかに(つまり理屈っぽく)解説していますが、動物実験について丁寧に説明をしてくれているのはありがたい。細やかに行動を分析していく視点は、臨床にも役立ちます。
もるもる
0
多くの行動分析学者をその道に導いた、その筋で言ういわゆる黄色い本。いつまでたっても色褪せない黄色。2015/03/17