出版社内容情報
室町時代から戦国時代にかけて隆盛を極め、明治期まで存在した学問所・足利学校。
同校は儒学・易学・医学・兵学などを学ぶ場として全国から学徒が集まり、16世紀に来日した宣教師フランシスコ・ザビエルが「日本国中最大にして、最も有名な大学」と記したほどの存在でした。
16世紀半ば、動乱の戦国時代。全国から軍師や医師を志す者が集う足利学校に、一人の青年・九益が門を叩く。師と仰ぐ九華のもと、易学や儒学の修行に励む九益だったが、時代の荒波は学び舎を放っておかなかった。
北条氏による恣意的画策、学校を襲う大火災、そして未曾有の大洪水……。度重なる危難に直面しながらも、九華と学徒たちは、知恵と信念を武器に貴重な典籍と「学び」の伝統を守り抜こうと奔走する。
室町幕府の終焉という歴史の転換点を背景に、師弟の交流と別れを情熱的に描いた物語。
【目次】
内容説明
室町から戦国にかけて全国から学徒が集まった学問所・足利学校。第七世庠主 九華と、遠く大隅から学びを求めてやってきた青年 九益。師と弟子、学問と志、そして別離―。北条氏との関係、度重なる火災や災害、室町幕府の終焉。激動の時代のなかで、足利学校は何を守ろうとしたのか。
目次
邂逅
ザビエルの書翰と学徒の数
九益の知恵
字降り松
九華の帰郷決意
北条親子の画策
晩餐会
火災
永禄の大洪水
室町幕府の終焉
九華の遷化
別離
著者等紹介
坂東光太郎[バンドウコウタロウ]
栃木県足利市出身。法政大学文学部卒業。短編小説『まどろみ』『闇』をはじめ、エッセイ作品などを地方紙に発表。立命館大学白川静東洋文字文化研究所公認 漢字教育士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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