出版社内容情報
『正法眼蔵』「現成公案」に「仏道をならふといふは、自己をならふ也」とある。仏の道あるいは仏になる道は自己を学ぶことであり、真実の自己とはいったい何であるかを会得することである。いわゆる「父母未生以前の本来の面目」が何であるかを体得することが仏道であるというのである。では本来の自己あるいは真正の自分というのはどのようなものであるのか――それを究明するのが宋から帰朝後の道元が著した『正法眼蔵』全九十五巻に共通するテーマであった。本書はその主要な巻における「己事究明」の過程を時間系列で追跡し、そこに見られる共通認識と、その変化あるいは発展の過程をつぶさに検討しようとするものである。
【目次】
内容説明
「仏道をならふといふは、自己をならふ也」―。本来の自己あるいは真正の自分の究明が『正法眼蔵』全九十五巻を通底するテーマである。主要諸巻に現れた「己事究明」の諸相を刊行時系列で追跡し、共通認識と変化・発展の過程をつぶさに検討した意欲的試論。
目次
第一章 『正法眼蔵』の心の世界
第二章 弁道話―仏道とは何か
第三章 即心是仏―この心がそのまま仏である
第四章 心不可得―心は捉えられるか
第五章 古鏡―真実を現わす鏡
第六章 仏向上事―仏を超えた世界
第七章 身心学道―身心を放下して学ぶ
第八章 古仏心―古仏は牆壁瓦礫である
第九章 三界唯心―心即仏即衆生
第十章 唯仏与仏
著者等紹介
小坂国継[コサカクニツグ]
1943年 中国張家口生まれ。現在、日本大学名誉教授。文学博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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