出版社内容情報
福島原発事故を引き起こし、廃炉に向けた工程も遅々として進めることのできない東京電力が、「原発回帰」を鮮明にした政府と一体になり、「地元合意」を取り付けるために次から次へと金を注ぎ込んで、新潟県の柏崎刈羽原発6号機の再稼働を強行しようとしています。今号では、新潟で反原発に長年取り組んで来られた小木曽茂子さん・山田秋夫さんにこの再稼働がいかに問題の多いものであるか、これに対する地元の人々の反応や今後の取り組みについてお話をうかがいました。また、廃炉作業中の福島第一原発の現況とともに、東電幹部を訴え最終的に最高裁で棄却された刑事裁判のまとめも掲載しています。
そして運転開始から40年超の老朽原発をはじめ全国で最も再稼働を推進している関西電力については、全国で初めて「革新炉」をリプレースしようとする美浜原発(福井県)をめぐる動きと、上関(山口県)に使用済み核燃料の中間貯蔵施設を建設しようとする動きについて取り上げました。
こうした国内状況に対し、今年5月にアジアで初めて脱原発を実現した台湾の運動や、10月に広島で開催され11カ国の核被害当時者らが参加して互いの経験を交流させた「世界核被害者フォーラム」のレポートも掲載しています。また、「基本勧告」を準備中の国際放射線防護委員会(ICRP)への「提言」を作成する研究者・市民の取り組みについても紹介しています。
【目次】
<グラビア>原発事故から15年を迎える福島の現実 飛田晋秀;<インタビュー>小木曽茂子さん・山田秋夫さん「東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働する条件はまだ何も整っていない」;松久保肇「第7次エネルギー基本計画」;山崎久隆「福島第一原発の現状と廃炉に向けた課題」;<講演概要>佐藤和良「福島原発事故は終わっていない!福島原発事故・刑事裁判報告の集い」;レポート「第3回放射線防護の民主化フォーラム;松下照幸「美浜原発リプレースと老朽原発60年超運転;<インタビュー>國弘秀人さん・優子さん「関西の核のゴミを上関に押し付けないで。中間貯蔵施設に反対する具体的な行動を。」;佐藤大介「アジア初の脱原発を実現した台湾の反原発運動;<講演会レポート>木原壯林さん「原発依存をやめ、自然エネルギーへの転換を」;<レポート>世界核被害者フォーラムに参加して;映画評「こんな事があった」;<連載>康玲子 時代の曲がり角で「外国人の人権を尊重して共生社会の実現を」;<寄稿>青柳純一 韓国市民社会と学びあう日本市民「『国葬違憲」訴訟の意義と課題;<レポート>水俣フィールドワークに参加して;
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