内容説明
『地図でみる世界の地域格差OECD地域指標2024年版』は、人口動態の変化、気候変動、技術革新などのメガトレンドが地域に与える影響の規模、範囲、進展を理解することを目的としている。本書は国際的に比較可能なデータを提供することで、経済的・社会的成果が特に優れている国を特定し、成果の低い地域に対する政策立案の指針を示すことを目指している。本版の分析では、従来のデータだけでなく新たなデータソースも活用し、気候変動の影響、移行期における技能不足、地域や都市における各種社会経済グループの機会へのアクセス、などに関する迅速かつ詳細な指標を提供している。さらに、本版では地域の物価変動を調整した実質GDPと家計所得の成長推計を国際比較可能な形で初めて公表している
目次
第1部 経済パフォーマンスと長期動向(物価変動期における地域別にみた1人当たり国内総生産(GDP)の変化
生産的・競争的・革新的な地域と都市 ほか)
第2部 労働市場の未来(地域・都市・農村部に広がる人手とスキルの不足;グリーン経済移行に適応する地域労働市場 ほか)
第3部 気候危機に立ち向かう(温度上昇に直面する地域;地域と都市におけるネットゼロ排出への移行 ほか)
第4部 生活水準と機会の平等(地域および都市内における世帯所得の格差;地域における健康な人口と機能的な医療制度 ほか)
付録
著者等紹介
中澤高志[ナカザワタカシ]
1975年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士〈学術〉)。現在、明治大学経営学部教授。専攻は、経済地理学、都市社会地理学
鍬塚賢太郎[クワツカケンタロウ]
1972年福岡県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了(博士〈文学〉)。現在、龍谷大学経営学部教授。専攻は、経済地理学
甲斐智大[カイトモヒロ]
1991年福岡県生まれ。金沢大学人間社会環境研究科博士課程修了(博士〈学術〉)。石川県立金沢錦丘高等学校教諭、岐阜大学地域科学部助教を経て、大分大学経済学部准教授
森永由紀[モリナガユキ]
1959年東京都生まれ。筑波大学地球科学研究科博士課程中退(博士〈理学〉)。学術振興会特別研究員を経て、明治大学商学部教授。専攻は気候学・環境科学
松宮邑子[マツミヤユウコ]
1992年東京都生まれ。明治大学大学院文学研究科地理学専攻博士後期課程修了(博士〈地理学〉)。現在、埼玉大学人文社会科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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