出版社内容情報
ミーネが王太子ラッドレンと政略結婚をして早1年。
親切で優しい彼と幸せに過ごしていたものの、初夜すらまだなことから、ミーネは彼には他に愛する人がいるのだと考えていた。
この国には、王太子妃に妊娠の兆候があるとき、王太子は側室を迎えてもいい、という特例がある。
ラッドレンが本当に愛する人と結ばれるよう、ミーネは妊娠のフリを始め、王宮中に妊娠の噂を流した。
あくまでこれはフリだから、周囲が信じている間に側室を迎えてほしい。
そう思っていたのだが、ラッドレンは側室を迎えるどころか、なぜかこれまで指一本触れてこなかったミーネを激しく愛するようになって……!?
【目次】