出版社内容情報
十六歳と三か月。それが栗原夏月の生きた時間だ。死の瞬間の記憶もないまま、夏月は思いがけずこの世に留まってしまう。そんな彼女を認識することができるのは、ただひとり、双子の姉の春陽だけ。両親の離婚を機に別々の家で育った二人は、再び寄り添い、夏月が死んだ夜の謎を探ることにした。やがてかすかな足跡を辿るうち、春陽は夏月が隠してきた秘密を知ることになり――。なくした絆を取り戻す、希望と再生の物語。
【目次】
内容説明
十六歳と三か月。それが栗原夏月の生きた時間だ。死の瞬間の記憶もないまま、夏月は思いがけずこの世に留まってしまう。そんな彼女を認識することができるのは、ただひとり、双子の姉の真柴春陽だけ。両親の離婚を機に別々の家で育った二人は、再び寄り添い、夏月が死んだ夜の謎を探ることにした。やがてかすかな足跡を辿るうち、春陽は夏月が隠してきた秘密を知ることになり―なくした絆を取り戻す、希望と再生の物語。
著者等紹介
東里胡[アズマリコ]
函館出身。「この心が死ぬ前にあの海で君と」(アルファポリス文庫)で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
お咲さん
7
ライト文芸としては扱いづらい、崩壊した家族の再生の物語をいじめや初恋なども絡めつつ、コンパクトにまとめた作品。重たいテーマだけに、それを重すぎず、飲み込みしやすくしてあるので、多くの人が読めて、寂しくなったり、悲しくなったり、心が温かくなったり、いろんな感情を再現できやすいのではないかなと。若い主人公の目線から見た世界は、こんなにもまだ瑞々しいんだなあと。絶望的な世界、先にあるのはハッピーじゃない。それでもその先になにか希望があるーーそんな手触りの欲しい方へ届けばいいなと思います。2026/01/04
遠宮にけ❤️nilce
3
児童文学も手がける東先生のライト文芸。学校での人間関係、大人の事情に巻き込まれるほかなく、生きる苦しさを感じている、今まさに渦中にいる小中高生に勧めたい。双子の妹夏月の死の原因を紐解く中、霊となった夏月とそれを感じることのできる姉春陽、二人の世界がどれほど優しい感情の中にあったかを実感させられる。でもその中で感じた辛さも本物。苦しみの最中には見えなかった愛も本物。子供同様に大人も未熟。見つめ、紡ぎ直せるのは生きてこそなのだ。死者は生者と同じ時を生きることはできない。その取り返しのつかなさを思いながら読了。2026/02/12
雑食読書家#wZ5FP1
0
夏月は突然の死、しかしこの世に残ってしまう 離れて暮らす双子の姉、春陽は夏月の存在を知る。 生前に残した事を春陽と共に 夏月は心の中に生きてると共感しながら読み進める 辛い事も、母の事、そして春陽の事。優しい一冊2026/02/04




