出版社内容情報
本書は、地方自治体職員として国際交流・インバウンド業務を担当し、わずか2年の間に海外プロモーションの企画・実施、タイのテレビ番組「すごいジャパン」での特集番組の放送など数々の成果をあげた著者による、実践的な知見を凝縮した一冊です。
いまや地域経済を支える柱として、全国の市町村がインバウンドに力を入れる時代。しかし「外国人目線」で考えなければ、努力が空回りすることも少なくありません。
本書では、著者の豊富な現場経験をもとに、
「情報はどう届けるべきか」
「誰に、どんな魅力を伝えるか」
「海外メディアやインフルエンサーとの関係づくり」
など、地方都市ならではの取り組みや課題、成功のヒントを具体的に紹介しています。
また、タイへの戦略づくりを通じて得た、文化や情報発信手段の違いなどにも触れ、単なる観光施策ではない“地域を知ってもらう”視点での取り組み方が語られます。
インバウンドは、限られた人材・予算の中でも、知恵と工夫でチャンスを広げられる分野です。
本書が、その最初の一歩の羅針盤となるはず――。
【目次】
内容説明
日本人の常識が通用しないインバウンド。考え方の基本から具体的なヒントまで、実践経験に基づいて大公開。
目次
第1章 インバウンドとは(日本の観光産業の実情;インバウンドの基本的な考え方)
第2章 インバウンドに必要な知識(対象とする国について;いろいろな場面に応じたインバウンド)
第3章 コロナ禍のインバウンド(情報の収集と整理・分析;インバウンドの議論で大切なこと;インバウンド推進の環境整備;人脈の拡大)
第4章 インバウンド戦術の具体的なアイデアなど(古民家の活用と鎧のアクティビティ;宿泊施設と観光農園の連携;広域での魅力づくり、プロモーションの取り組み)