出版社内容情報
【あとがきより】
きれいごとを言うつもりはありませんが、医療職は聖職だと言われた時代もありました。しかし、医療の進歩とともに、治らなかった病気を治せる薬も登場しています。AIが病気の診断をする時代に入ったともいわれます。私たちは、今、そういう科学ナンバーワンの時代だからこそ、医療職は聖職であるという気持ちを忘れてはいけないと思っています。
患者さんが病院を受診するのは、病気を治してほしい、少しでも病気をよくしてほしいと願っているからでしょう。それをかなえてあげることが医療人としては最も大切なことではあるでしょう。しかし、「リウマちーむ」はそれだけに満足することはありません。
患者さんがもっと幸せになるためには、本人を悩ます病気以外の課題にも積極的に取り組んでいくことが大切です。ただ、そのためには、多職種がそれぞれのベストを尽くしながら、チームとして取り組む必要があります。私たちは、これからも職員一同、患者さんを幸せにすることにやりがいを求めてチーム一丸になってまい進していきたいと思っています。
内容説明
関節リウマチをもつ患者さんとそのご家族、そして患者さんを守るべくチーム医療に取り組むすべての医療人に届けます。
目次
突然の発病
病院探し、そして東洋病院との出会い
私は関節リウマチなの?
薬の治療が始まった
リハビリ始まる
リウマチは遺伝するの?
生物学的製剤の適応となる
自己注射導入の苦労
劇的な改善に喜ぶ
友人からの健康食品の勧め
もっと欲しい夫の協力
高額医療への悩み
副作用が発生!
リウマチ治療薬の注意点を学ぶ
親の介護問題
妊娠を希望します
台風襲来、どうしよう
リウマちーむの存在と役割
リウマチ教室への参加
リウマちーむとのハッピー・リウマチライフ
著者等紹介
谷憲治[タニケンジ]
仁寿会 東洋病院院長。医学博士(徳島大学)。徳島大学大学院 元教授。日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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