出版社内容情報
「どうぶつにもやさしい心があるのね」
思いやりのタネから広がる、あたたかくて美しい世界
都会のある町に、おばあさんが住んでいました。
おじいさんを亡くしてからずっと一人暮らし。
そこに、ある日、一匹のあらいぐまが現れました。
「まあ、そんなにこわがらなくても大丈夫。
こっちへいらっしゃい」
おばあさんはあらいぐまに食べ物をわけてあげ、交流が始まります。
しかし、町の人々はそれを良く思いません。
あらいぐまをじゃまものと決めつけて、捕まえようと見張っています。
それでも優しく接してくれるおばあさんでしたが、やがて具合が悪くなってしまい、あらいぐまはおばあさんへ恩返しをします。
現代社会にあるさまざまな問題について
互いに思いやる心の大切さを教えてくれる作品。
内容説明
このまちのじゅうにんはみんなしあわせ―人と動物は共生できる―
著者等紹介
小島こうき[コジマコウキ]
小島宏毅。岐阜県出身。認定こども園と小規模保育園を経営するかたわら、作家・児童文学作家として活動する
ゆかわめめ[ユカワメメ]
神奈川県出身。女子美術大学で油絵を学ぶ。公立中学校美術科教員として神奈川県の中学校に30年間勤務。退職後、絵本作家へ転身。第6回絵本出版賞で奨励賞受賞。個展を全国各地で開催し海外のイラストコンペでも入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。