出版社内容情報
がんを克服した一般人の体験談。
それが、自分が卵巣がんになったときに「一番知りたかったこと」でしたが、見つけられませんでした。それなら、自分ががんを克服したとき、その情報を発信しようと決めました。がんを克服する方法を求めてたくさんの本を読み、東洋医学に基づく方法の中から、自分にも簡単にできることを取り入れて、効果を感じられるものを続けてきました。
手術の5年後から、本格的にがん克服講演を始めました。がんになるまでの生き方と、告知されたときの葛藤。どのようにがんを受け入れて、第二の人生を生きてきたか。誰の著書を読み、どの考えを参考にしたのか。その中で、どれを日常に取り入れて実践し、どのような結果を得たのか。私には医学の専門知識はありません。ですから、あくまで一般人の体験として、できるだけ具体的にお話しをしてきました。
私たちの選択や考え方、生き方が「正解」だと言うつもりはありません。ただ、がんになったとき「転移の可能性がある臓器を摘出して、抗がん剤治療を受ける」以外の選択肢があること、自分が決めて選んだことであれば「正解」や「間違い」はないということを多くの人に知ってほしいと思い、筆をとりました。
私たちは、自分が選択した治療方法を後悔していません。「これで良かったんだ」と、いま、心から思っています。(本文より一部抜粋)
内容説明
がんを宣告されたとき。夫ががんになり「支える側」になったとき。何を思い、学び、どのように過ごしてきたのか―
目次
第1章 卵巣がんの発症と、選んだ道(最初の警告、胆嚢ポリープ;2度目の警告、Oさんとの再会;がん、かもしれない ほか)
第2章 がんが教えてくれたこと(がんと闘わず、ともに生きる;自分に合う食事療法の選び方;免疫力を上げる食材と、その効果 ほか)
第3章 寄り添い、支える側になって(夫が肺がんになる;免疫の力で肺がんが縮小;上腕骨と脳への転移 ほか)
著者等紹介
山上りるも[ヤマガミリルモ]
筆跡診断士事務所「オフィスりるも」代表。1968(昭和43)年、大阪生まれ。2006年に筆跡診断士となる。筆跡心理学を取り入れたコンサルタント業務をはじめ、企業等からの依頼による講演活動を各地で行っている。全国初の試みとして、拘置所で筆跡心理学を取り入れた更生・教育にも関わってきた。42歳で卵巣がんを宣告されて腫瘍摘出手術を受けたが、抗がん剤治療は選択せず、東洋医学に基づく食事療法や生活習慣によって完治。術後5年目より、講演会『「がん」が教えてくれたこと』をスタート。病気と向き合って見えてきたことや、食生活の大切さ、当時は言葉にできなかったさまざまな気持ちなどを、一般人の体験談として伝えている。2025年2月より、術後15年目に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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