出版社内容情報
100歳を迎えた佐藤愛子先生のインタビュー、佐藤愛子を彩る家族や相棒たちを語ったエッセイ、過去の受賞作の紹介や当時の手記も掲載。「百嫗」という言葉は特権、世間に文句をいう資格がなくなった、庭の桜も立派なおばあさんになりまして、四十代から整体のおかげで医者いらず、真面目に老いていたらやりきれない、自然体で生きるのは楽、こうして座ってりゃ勝手に死んでいくんだろう など、「百嫗(ひゃくおうな)」の老いの日常をヤケクソになって笑って生きる愛子センセイから、「老い」が楽しみになる一冊て?す。
内容説明
祝一〇一歳!なるようになれって、開き直ったら楽になりますよ。百嫗の老いの境地とは?最新の語り下ろし。
目次
第1章 「百嫗」の心境 一〇〇歳インタビュー(1)(離れ小島で暮らしている;世間に文句をいう資格がなくなった ほか)
第2章 老いはヤケクソ 一〇〇歳インタビュー(2)(真面目に老いてたらやりきれない;食事はそこら辺にあるものでいい ほか)
第3章 「我慢しない」が信条 一〇〇歳インタビュー(3)(自然体で生きるのは楽;結婚生活は我慢するかしないかの選択 ほか)
第4章 愛すべき相棒たち(悪さした相棒たちに、会いたい;父・佐藤紅緑 ほか)
第5章 物書きの境地(小説を書きはじめる;書くことに支えられる ほか)
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
1923年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。1969年『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞、1979年『幸福の絵』で第18回女流文学賞、2000年『血脈』の完成により第48回菊池寛賞、2015年『晩鐘』で第25回紫式部文学賞を受賞。2017年旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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