内容説明
Ωの地位が著しく低い王国、シュテルンリヒトにてαの夫ギルベルトと共に王太子の婚約者であるアデルに仕えているΩのユーリス。不仲を噂されるほどだった夫と心を通わせつつ、優秀な働きぶりで王家の信頼を得ていたユーリスは、平民かつΩのアデルが狙われた事件を調査するためアデルらと学園へ潜入することに。その結果、事件の裏に隠れていた様々な思惑が明らかになっていく中、またもアデルが狙われ、ユーリスまで攫われてしまう。それを察知したギルベルトは、アデルと、己の番であるユーリスを奪還するため動き出し―すれ違い続けてきた夫夫の恋物語、ここに完結。
著者等紹介
仁茂田もに[ニモダモニ]
長崎県出身。2022年より一次創作を始める。2024年『Ω令息は、αの旦那様の溺愛をまだ知らない』にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優
9
死にかけないとお互い素直になれない。。。(笑)いや、番ってるなら、もっと早く会話しよーよ(笑)。誰が未来の王太子妃を狙ってるのか、謎もドキドキしたし!ユーリスの周りの若い2人のすれ違いやアデルの無鉄砲な若さもとてもいいスパイスとして物語がよく練られていました~。2024/12/30
σ
2
主人公夫夫のほかの登場人物もそれぞれに抱えている想いがあって、特にリリエルの芯の強さがいい。優秀で責任感の強いユーリスがアデルに言われるがままに誰にも何も言わずに学園に潜入する展開はキャラぶれを感じてどうなのかなぁとモヤったけれど、全体的には矢継ぎ早に色んなことが起こり飽きさせない展開だった。ヴィルヘルム殿下とカシャームの物語にも今に至るまでにドラマがあったんだろうなぁと想像するとスピンオフが出たら読みたい。2024/12/30
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