内容説明
人生一〇〇年時代と言われる現代。後半にさしかかった五〇歳で大学院に進学するという挑戦の道を選んだ。受験準備から大学院生活、博士号取得までの日々を綴った一冊。学び、挑戦する楽しさに気づかされる、人生の指南書。
目次
修士課程編(半年の短期決戦で臨んだ入学試験;入学試験当日と結果発表;私が教員養成系の大学院を選ばなかった理由;入学式で保護者に間違えられる;授業は大変だけど楽しい ほか)
博士課程編(博士課程に進む;博士課程は自分で研究を進める;研究しながら仕事をする;飲み会で研究の活力を養う;学会発表は学位取得の必須条件 ほか)
著者等紹介
中野汐里[ナカノシオリ]
京都市生まれ。公立学校の教員を早期退職し、50歳から大学院で研究を始める。学位取得後は自治体の教育機関や大学などで講師をしながら研究を続ける。2012年早稲田大学教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みんな本や雑誌が大好き!?
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独身ではなく、中学校の既婚の英語教員が早期退職し50歳で大学院生になり、博士号を取得するまでの体験を綴ったのが本書です。息子の大学受験と自分の大学院受験とが重なったようです。入学式の時は、「保護者」と間違えられたりもしたそうです。 母親の介護もあったり、自分自身の体力の衰えも感じたりもしながらの勉強の日々。修士課程を終えた時の卒業式には総代に選出も。そして博士課程へ。修士・博士課程時代には、私立中学校で英語を教えたりして学費の足しにしたこともあったとのことです。奨学金も貰っています。なせばなるの一冊です。2024/12/14