内容説明
歌麿、北斎、写楽…きらめく才能を見出し、次々とベストセラーを生んだ天才商人のすべて!江戸のメディア王は悪辣か?時代の寵児か?2025年大河ドラマをもっと愉しむための本。
目次
序章 成功への道
第1章 蔦屋重三郎の生涯―べらぼうな人生
第2章 蔦屋重三郎を取り巻く文人・絵師―蔦屋「耕書堂」に集う才能
第3章 謎の絵師・東洲斎写楽―十ヵ月で消えたジョーカー
第4章 時代背景―「政治」「外交」「経済」「文化」
終章 蔦屋重三郎は何者だったのか?
著者等紹介
伊藤賀一[イトウガイチ]
1972年、京都市生まれ。法政大学文学部史学科卒業後、早稲田大学教育学部生涯教育学専修卒業。東進ハイスクール・秀英予備校講師などを経て、現在はリクルートのオンライン予備校「スタディサプリ」で高校日本史・歴史総合・倫理・政治経済・現代社会・公共と中学地理・歴史・公民の9科目を担当する「日本一生徒数が多い社会科講師」として有名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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チサエ
7
蔦重の生涯から仕事仲間やライバル、時代背景 等々が幅広く書かれており分かりやすい。ちょいちょい入る「蔦重が喋っている」というテイでのコメントも、江戸っ子気質のテンポの良さでとてもおもしろかった。読んでよかったです。2025/05/20
Go Extreme
1
文化の力で時代を拓いた男 吉原育ちから出版界の頂点へ 吉原細見独占、版元としての第一歩 黄表紙・狂歌、新分野への挑戦 才能集結、蔦屋耕書堂 寛政の改革、弾圧下の戦略 喜多川歌麿の美人画プロデュース 東洲斎写楽、謎の絵師デビュー 蔦重と綺羅星のごとき才能 朋誠堂喜三二、初期蔦屋の知恵袋 山東京伝、蔦屋を支えたヒットメーカー 写楽の正体、蔦重による伝説化 蔦重が生きた江戸の世相 宝暦・天明文化と江戸出版 大衆文化をビジネスに 先見性・人間力・行動力の経営 大衆の味方、蔦重の自己演出 逆境を力に変える蔦重の気概2025/05/26
細川 カヲル
0
今年の大河ドラマに向けて知ってるようで知らない基礎知識がここ1冊に! タイトルにもある蔦重の生涯だけではなく当時を生きた作家たちや当時の出版業界を含めた江戸時代がどういう時代だったのかまでまとめられたスタートブック。本文も分かりやすくまとめられているし、時折挟まる本人によるコメントも良い刺激となった。実際歴史の授業で習ってても忘れてたりすることも多いからその範囲の場所だけでも思い出すのに役立った。近年はドラマの影響で江戸文化に纏わる書籍も多いがこの書籍により、それらを手に取るための基礎知識が身に付いた。2025/03/01
ペペ
0
大河に向けて2024/12/04