内容説明
大企業の御曹司・朝哉と婚約する予定で交際していた十六歳の雛子。しかし彼女は、父親の急死を機に別れを告げられてしまう。住む家もなくし失意のどん底にいた彼女を立ち直らせたのは、顔も知らない篤志家。支援を受けてアメリカで留学生活を送った雛子が、その“あしながおじさま”に恩返しすべく帰国の途に就いた時、目の前に朝哉が現れた!彼は、自分の専属秘書に雇ったり、住む部屋を用意したりとなぜか溺愛してきて―!?エリート御曹司と没落お嬢様の、波乱万丈な復活愛、文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
著者等紹介
田沢みん[タザワミン]
2020年、アルファポリス『第13回恋愛小説大賞』に於いて『仮初めの花嫁(旧題:兄の遺言)』が奨励賞受賞。出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ルーシー
4
大企業の御曹司と婚約前提で付き合っていたヒロインは父親の急死により父親の経営していた会社や自宅を叔父家族にとられ、御曹司からも婚約破棄をされてしまう。絶望していたヒロインにある篤志家から援助の話が来てアメリカの大学へ留学する。卒業後その篤志家の秘書になるべく帰国しようとしたヒロインの前にかつて自分を捨てた御曹司が現れて…。 タイトルは「強引」とあるけれどヒロインが好きすぎてヘタレだったりアタフタしたりとちょっと情けないのが魅力でした。そして彼の隠れた献身は素敵でした。 脇役のヨーコさんとタケさんも良き。2024/09/17