内容説明
現代の新しい音楽を世に発信させるべく、活動の地を求めて京都にやって来たヴァイオリニストの屋島稜水(やしまりょうすい)。種々の機会を経て出会った邦楽奏者、声楽家、作曲家で構成されたユートピアの世界に舞い込むさまざまな現実との遭遇。気の合わないメンバーとの人間関係や自己の気の弱さからくるメンタルに悩みつつも、稜水は結束を呼びかけていく。精神疾患に悩みながらも、現代音楽を追求する夢を抱く若き青年の人生のプロローグを描いた青春小説。
著者等紹介
栗山丈[クリヤマジョウ]
1963年生まれ。長年、地方自治体に勤務しながら、クラシック音楽の作曲家として無償の活動に踏み出す。その活動では多くの室内楽、管弦楽作品を発表。2015年からは図書館行政にも深く携わり、7年間公立図書館長の職を歴任する。2015年より、クラシック音楽をより広く親しんでもらおうと、音楽をテーマにした短編小説をSNSツールである“note”に投稿。2024年3月、図書館の退職を機に本格的に作家活動を始動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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