内容説明
16歳で統合失調症を発症。病を得て34年を迎える著者が生きることの意味を問い続ける中で紡ぎあげた水晶のように透き通った言の葉たちは絶望の向こうに温かな希望を投げかけてくれる。
目次
沈黙
水心
今
自分
夜の静寂
風よ
わたぼうし
空の日
殻
胎動
祈りの空
月
闇夜
朝陽
たそがれ
陽光
雪
愛のことば
心
思索〔ほか〕
著者等紹介
常本哲郎[ツネモトテツロウ]
1974年札幌生まれ。県立千葉高在学中に統合失調症を発症。千葉大学へ進学するも卒業間際に病状悪化のため中退。障害者向けの作業所やパソコンスクールに通う。一般企業に勤めるが、仕事をこなすことが困難となり退社。三十七歳のとき結婚。妻は本書の装丁画を手がけた倉田真奈美。妻も精神に障害を負っている。医学専門誌『精神科看護』に連載を持っている。十代の頃より書き溜めた現代詩をまとめ、『詩集 沈黙の絶望、沈黙の希望』(2017年 鳥影社)を刊行。本書は、その完成版である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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