内容説明
男でも妊娠可能な「惹香嚢」という臓器をもっているため、小国の王子であるセナは従属の証しとしてレスキア皇帝アリオスへと嫁き、息子アスランを出産する。自分と同じ惹香嚢体で生まれたアスランが竜王の伴侶として婚配者に選ばれたため、セナは神山より派遣された獣人族の護衛官イザクとともに神山へ向かうことに。しかし、やっと辿り着いた神山では不可解なことが起こっていた。次々と消える惹香嚢体、謎の多い上位神官の行動、そして皇帝廃位―。利権を求め各国の思惑が交錯するなか、息子を守るため神山からの脱出を図るセナだったが…。
著者等紹介
佐伊[サイ]
5月末日生まれ。双子座。A型。豪雪地帯出身。2016年よりWeb上で執筆活動開始。「竜王の婚姻」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くたくた
28
なるほど、あれほどのボリュームの上巻がアンリミであるわけだ。結構なお値段の下巻である。だけど先が気になり読まずにはいられない。とにかくアレコレあって、物語はどんどん、どんどん破局に向かってなだれていく。最愛の男は絶命し、竜王すら死に瀕し、八方塞がるなかでの唯一の望みとなるのは自分の命のみ。死を選ぶことで、世界の命運は繋ぎ止められるかもしれない。主人公が潔すぎる。ファンタジー世界だからこそ可能な、現代社会が惑う様々な社会問題のごった煮の中で、子供を愛し、人を愛する主人公の芯が物語の背骨になって、この無骨な→2025/06/22
あきら
9
電子書籍。壮大なファンタジーだった。この作品をBLのくくりにしていいものなの?獣人と惹香たいを持つ人間、そして竜王と世界。設定が複雑すぎてBLどころの話じゃなかったよ…。重かったわー。重すぎて面白かったかどうか、ようわからん(笑)読みきった感は大分あったけど。描写が綺麗でアニメ化か映像化してくれたらもっと没入できるのかもしれないなあ。ということで、アニメ化希望。最初から最後までBLじゃないしね。2024/12/21
emi
6
様々な愛を感じさせてくれる作品だった。言葉の選び方が素晴らしく素直に琴線を震えさせてくれる。 もう一度最初から読み返してみたい。2025/04/22
きらら
1
☆3.52025/07/13
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