内容説明
かごの中はたぶん、外なのかもしれない。「ボクのほうがさきに、じーさんを見つけていたんだよ」ぴーぽっぽはじーさんの家にきて、かごの外の世界を知った。地球ってなんて美しいの!でも…。シリーズ第3弾(Episode1)
著者等紹介
小亀たく[コガメタク]
徳島市生まれ。グラフィックデザイン、広告の企画制作に関わり2021年よりフリーランス。地球を模した風鈴「地球鈴」で地球温暖化対策に取り組む。絵本作品:第8回絵本出版賞最優秀賞受賞作『じーさんとぴーぽっぽ』、『きいろとしろ』(みらいパブリッシング)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
18
ぴーぽっぽシリーズ、まとめ再読。え? 感想、私ひとり? 独り占めはうれしいけれど、もったいない! ぜひ、多くの人に読んでほしい良作。じーさんと ぴーぽっぽの出会いから始まり、話は地球、宇宙と壮大なものになる。でも、決してオーバーではなく、大切な、当たり前の日常のことを語っている。命、死などを優しく語ってくれる話。オススメ! お話から生まれた歌が聞ける。良ければ、こちらからどうぞ♪ https://www.youtube.com/watch?v=eQz9mlsBZbU2024/10/20
anne@灯れ松明の火
14
新着棚で。「じーさんとぴーぽっぽ 」「きいろとしろ」の続編だ♪と借りてきた。シリーズ第3弾だが、内容はエピソード1。桜文鳥のぴーぽっぽと じーさんが出会った日から始まり、ベランダにやってきたワタリドリから地球について学ぶ様子、そして、じーさんと語らう幸せな姿が描かれる。地球温暖化、動物と人間の共生、反戦の思い、平凡な毎日の有難さなど、大切なことが散りばめられていた。ぜひ、多くの人に読んでほしい。テーマと関係ないが、ペリカンがあんなに飛べるとは知らなかった~。2024/05/25
遠い日
3
シリーズ3ですが、なぜかこれだけ「SDGsシリーズ」と銘打たれているのが不思議。内容やテーマに沿ったものだと読めばわかるけれど、同じシリーズなのに唐突な印象は否めない。ぴーぽっぽがじーさんと暮らし始めたその出会いから始まる。じーさんとの穏やかな時間と、じーさんが知らない間にぴーぽっぽが外の鳥や渡り鳥から学んでいたこと。小さな鳥の視点で、この地球を考察する。当たり前の毎日がどんなに大切で幸せなことかを、改めて思い知りました。2025/01/12