内容説明
侯爵令嬢・マリッサは九年間婚約していたデリオルから、一方的に婚約を破棄される。聞けば、デリオルはマリッサの義妹・ロクサーヌと浮気をしていて、彼女を運命の人だと思っているらしい。…それって、もしかしてすごく都合が良いのでは?だったら、十八歳のマリッサの誕生日、マリッサを虐待する叔父夫婦と一緒に追い出してしまいましょう!デリオルのことをちっとも好きになれないマリッサは、婚約破棄を歓迎。誕生日での報復計画のため、家や学園でのいじめを耐え忍ぶ。そんな中、日に日にやつれる彼女(虎視眈々と復讐を計画中)を見るに見かねた、美貌の王子・レイドが手を差し伸べて来て…。
著者等紹介
藍川みいな[アイカワミイナ]
2024年に『ここは私の邸です。そろそろ出て行ってくれます?』で商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなりん
7
両親が亡くなり叔父が後見人兼侯爵代理となり、一家から虐げられてきたヒロイン。18歳の誕生日に報復する計画を立て、耐え忍んできた。前半の味方がいなくて、家でも学園でも虐げられる部分がひたすら耐えるなので、ストレスフル。いじめの内容が理不尽すぎてイライラ。レイド王子やアンジェラ公爵令嬢と出会ってからは、報復に向けて動き出し安心して読めました。 2025/05/18
蒼
2
kindle2024/02/17
レイン
1
kinoppyにて試し読み。 よくある虐げられだが、叔父一家も元婚約者も脳足りんすぎて失笑。 そしてヒーローが王子という立場でこの下町の平民のような言葉遣いはいくら何でも無理がある。 昔長い期間どこかに匿われて育ったならまだ理解出来るが、平穏に王族として育った幼少期が垣間見えるあたり、粗野で嫌われ者の王子を安易に構成しているとしか思えず。 テンポは良いが、そういった設定の甘さ、そして吹き出した様を「ぷぷー」と書くなど、小説としての構成も甘い気が。 2度目の食堂来訪あたりまでしか読めていないが、購入は無し。2025/07/09