目次
第1章 近代磁器の黎明期
第2章 明治の画工場と商社の活躍
第3章 オールド・ノリタケと西洋絵付
第4章 アメリカの近代と日本の西洋化
第5章 コーヒーカップに描かれたデザインと技法
第6章 アール・デコ
第7章 戦後
著者等紹介
井谷善惠[イタニヨシエ]
東京藝術大学グローバルサポートセンター特任教授。帝京大学医学部客員教授。日本コーヒー文化学会会長、現代手工芸作家協会会長、一般社団法人国際工芸交流機構代表理事、日本ポーセリン協会会長など。1979年関西学院大学文学部仏文科卒業。2000年関西学院大学大学院文学研究科修士(美学)。2001年SOASロンドン大学大学院にて修士M.A(Distinction)。オックスフォード大学大学院オリエント研究所で2006年博士号D.Phil.。その後帰国し、いくつかの大学で教える。専門は美術工芸史、異文化交流史、コーヒー文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
1
この本は、明治以降のコーヒーカップと製作に関わった、国内、主な輸出先のアメリカで日本から輸出された陶磁器を愛した人々に焦点を当てて書かれたもの。大変細かい内容まで丁寧に書かれている労作である。一点とてもとても残念なのは、オール白黒であること。なぜ?それだけで、陶磁器好きは読む気がなくなってしまう。もちろんコストが理由だと思うが、陶磁器の本は色がなければ意味がない。カラー版の出版を強く望みたい。表紙だけカラーの理由も分からない。2024/06/22
kaz
0
昔のカップも全然古臭く感じない。とてもお洒落で、使えるものなら使ってみたい。図書館の内容紹介は『明治以降の輸出陶磁器の中でコーヒーカップとそれを制作するのに関わった人々、あるいは主な輸出先であるアメリカで日本から輸出された陶磁器を愛した人々を振り返りながら、様々なカップとその歴史を写真とともにたどる』。 2024/01/10