内容説明
「お前、レーアの娘を探してるんだろ?」イアルマスたちと冒険を続けながら、かつての知り合い、レーアの少女の死体を探し続けていたララジャ。そんな彼の前に、かつて所属していたクランの連中が現れる。ララジャは彼らの持っている手掛かりを得るため交換条件に応じ“迷宮”に単身で潜り始める。一方、戦闘で愛用のだんびらを失い新しい得物を探していたガーベイジには、運命的な邂逅が待ち受けていた。「お前が…そうなのか」陰謀渦巻く“迷宮”に古の伝説が蘇る、ダークファンタジー第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
イアルマスたちと冒険を続けながら、かつての知り合いレーアの少女の死体を探し続けるララジャ。そんな彼の前に、かつて所属していたクランの連中が現れる第三弾。ゲルツの持っている手掛かりを得るため、交換条件で迷宮に単身で潜ったララジャと、ようやく再会した少女オルレアの絶望と拒絶。オールスターズの依頼で装備品を回収するために、アイニッキも加えて迷宮に潜った一行を陥れるゲルツの悪辣っぷりが際立つ展開でしたけど、苦境に陥っても決して諦めない仲間たちと一緒に、見事に大切なものを取り戻してみせたララジャの姿が印象的でした。2023/12/07
サケ太
14
過去の清算。執念深い同業者。陰謀。乗り越えた冒険の先でも物語は終わらない。それぞれが新たな指針を得つつ、不穏が示され、次なる冒険が楽しみ。2023/12/31
碧海いお
13
今回、イマイチだったなの一言。 ところでゲームのノベライズだとすると、ずっとラスボスを倒すまでずっとのダンジョンの探索をするんですかね? いしのなかにいるの状態にならないことを祈ろう。2024/02/23
じお
11
★★★★☆ 竜殺しのパーティーとして名を馳せつつあるイアルマス一行、そんなある日、ララジャはかつて所属していたクランの男から探しているレーアの少女についてある取引を持ちかけられる、みさくらなんこつ始まるダークファンタジー第3巻。面白かったです、蝸牛くもさんの筆致で描かれる細かいネタありのウィズ世界が相変わらず面白く、只冒険しているだけでまず楽しく読めました、ストーリーで言えば、レーアの少女はてっきり蘇生不可能になってると思ってたのである意味意外な展開、まぁ死ぬより酷いことになっている気もしますが…、→2024/06/10
八岐
7
★★★☆ ハースニール、普通に落ちてるんだそれw 転移で飛ばされた先で巡り合うというのは運命そのもので、イアルマスがお前だったのかと衝撃を受けるのも理解はできる。でもどこかでワンコの事ちょっとはそう考えてたんじゃないの? しかし、イアルマス保護者ポジで、ララジャくんなんかラブコメ主人公っぽくなってきたんじゃないですか、これ? でもそんな誰かのトロフィーになりたくない、というオルレアのなけなしの矜持はみっともなくも格好良かった。2024/06/01