内容説明
老いを恐れずイキイキ健康に暮らす極意、秘訣、ノウハウ、技術。
目次
第1章 「高齢者」「高齢期」をどう考えるべきか
第2章 今どきの高齢者の健康、体力、心理、本音
第3章 幸福な高齢期の生き方のそれぞれ
第4章 楽しく、幸福な高齢期は「環境次第」
第5章 高齢期に相応しい環境の整え方
第6章 高齢期の住み替えのススメ
第7章 幸福な高齢期を生きるために
著者等紹介
川口雅裕[カワグチマサヒロ]
NPO法人「老いの工学研究所」理事長。1964年生まれ。京都大学教育学部卒。株式会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)で、組織人事および広報を担当。退社後、組織人事コンサルタントを経て、2010年より高齢社会に関する研究活動を開始。「老いの工学研究所」でアンケート調査やインタビューなどのフィールドワークを実施。高齢期の暮らしに関する講演のほか、さまざまなメディアで連載・寄稿を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
51
【健康寿命を延ばすのは、運動と食事と交流】様々なデータや研究結果を紹介しながら、高齢期に相応しい環境と、その重要性を解説する書。<郊外の一戸建てに住んでいて、スーパーやレストランが遠く、周囲にあまり人もいない環境は、実は自由ではありません。「自炊するしかない」「一人で過ごすしかない」からです。「選べない」という束縛を受けています。その意味では、老人介護施設はもちろん、老人ホームのほとんどは選択肢がない、あるいは限定されているという意味で、自由ではありません。自由がある、とは選択肢があふれていること>と。⇒2024/11/11
Miko
10
★4つ。勉強になりました。70歳前半の女性が住み替えを考えててその理由が『周りに素敵な人がいないから』利便性は問題ないが夫を亡くして子供も独立して一人になって一緒に楽しめる互いに勉強になる刺激を与えあい笑いあえる人がいてこその老後の楽しみはすごく納得しました。「自由」とは日々自分の意思決定で選択して暮らしていくこと。介護施設で決まった時間に決まったメニューで決まった人たちと顔合わせるのは自由ではないと。最後まで自由で生きるためにどう生きていけばいいのか考えるヒントをもらった気がします。2024/04/23
まさこ
7
結論は「施設」ではなく高齢者「住宅」が最も長生きできる、という説。分譲マンションなので自己決定権を失わない。バリアフリーと気軽な相談窓口。高齢者だけで新しくゆるいコミュニティに。と長く高齢者を研究してきての結論。確かに「中楽坊」はしばらくは楽しそう。介護は介護保険利用。重くなれば自費または転居、ここは冷静に。 一方仕組みとしては、1LDK程度のマンション所有権として4000万、共用部共益費7万/月ほど。徐々に入居者が超高齢化は必然。将来高齢人口が減ってきたら一般分譲のようには売れずどうなるのか...。2024/08/15
とく たま
7
かつての業績や名誉に、さっさと別れを告げて、執着などせず、新しい価値を見出しましょう!その手段、思考、などヒント満載で、前向で読めば希望となる・・・かな?!2024/04/19
みみりん
6
内容は想像通り。身体が不自由になってもできることはする。社会とのつながりが一番大切。老害といわれるような行動は安心基地が無くなり不安があるから。住み替えも大切。2024/09/15