内容説明
小学生の時に母を亡くし、父とふたりで暮らしてきた女子高生の杏菜。ところがある日、父親が小さな女の子を連れて帰ってきた。「実はその、この子は、おまえの妹なんだ」「くり子でしゅ。よろちく、おねがい、しましゅっ!」突然現れた、半分血がつながった妹。しかも妹の頭には銀色の角が二本、口元には小さな牙があって…!?これはちょっと複雑な事情を抱えた家族の、絆と愛の物語。アルファポリス第5回キャラ文芸大賞・家族賞受賞作!
著者等紹介
蒼真まこ[ソウママコ]
2022年「半妖のいもうと―あやかしの妹が家族になります」でアルファポリス第5回キャラ文芸大賞「家族賞」を受賞。同作品にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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悠
8
☆4.5面白くてホッコリしてしんみりしました。2025/02/05
遠宮にけ❤️nilce
3
母親を失い父を助けて暮らしてきた杏菜のもとにやってきた半妖の妹くり子。くり子と暮らすうちに幼い頃に感じて受け止めきれずにいた自分の気持ちが浮き彫りになる。母を失った娘をどう愛していいか戸惑っていた父親の本当の気持ちも同様に。自分が普通の子じゃないことを薄々わかっているくり子が一所懸命いい子でいようとする姿も胸を打つ。病気の母を前にした杏菜もきっとそうだったんだよね……。彼らの間で行われていたのはどこまでも愛の交換。とても癒されました。2024/05/05
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