内容説明
「キミには、私との婚姻を前向きに検討して貰いたい」。魔力相性が良い白魔法使い(将来の伴侶)をみつけるべくお見合いするも、平民出身の孤児であるため殿方から辞退が続く女黒騎士リィナ。そんな彼女が、次期宰相で伯爵家令息のヨシュアと契約結婚することに。「この先、キミの初めてを私がたくさん贈るよ」不器用ながらも好きという気持ちが日々育っていく二人。けれどそんな幸せな結婚生活も思わぬ形ですれ違いが起きてしまい―?「私は何度も神に愛を誓うつもりはない、生涯をかけて一度きりだ」。これは二人が歩み寄ったり逃げ出したり仲直りしたりするラブロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
4
ロマンスの裏にあるジェラシー。あるいは身分違いであるが故のすれ違いか。強気乙女と賢人たる能吏の、幸せになるまでの長い谷と高い山を越える物語か。しかしこのタイトルであるならば、末永く幸せに暮らしましたとはめでたしめでたしては物足りない。もう少し格好をつけたタイトルでもよかったかも。それでも好きなタイプの話であることには違いない。悪くない。2023/08/15
kinta
2
人の悪意を感じるか感じないかで大きく物語の進み方が変化するが、これは感じない系。ヒロインガンバレなんだけど気づいていないこと一杯。この著者は人の機微を書かせると厳しいところに追い詰めるの超うまい(褒め言葉)2025/02/28
Sannija
0
結婚ってなんだろうと考えさせられるお話。 トップダウンで結婚を命じられ、はぁ・・・という感じで了承。身分さあり。夫婦になるんだという自覚はそれぞれにあるものの、どうやって夫婦になるのかに関しては真っ白状態。公私のバランスは大事ですね。2023/12/21