内容説明
この本の巻頭に多くの長崎の教会が掲載されている。長崎にはなぜそんなに多くの美しい教会があるのだろう?ザビエルによって蒔かれたキリスト教の種が小ローマと言われるほど栄えた町、長崎。しかしその後の厳しい弾圧で絶えてしまったと思われたキリシタンたち。それが再び蘇って新たな信仰の花を咲かせた結果が、それらの美しい教会である。風雪に耐え、教会という見事な花を咲かせたということが長崎のキリシタンの信仰の証、そして継承のかたちなのである。
目次
1 キリシタンが栄えたころ
2 弾圧と殉教、潜伏の時代
3 キリシタンの復活
4 ザビエルと平戸
5 大村領のキリシタン
6 有馬領のキリシタン
7 五島のキリシタン
著者等紹介
片岡弥吉[カタオカヤキチ]
1908年長崎県生。日本大学卒。純心女子短期大学副学長、1980年2月21日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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