内容説明
2つはどの程度に毒か。法規制のイロハ。風評被害と対策。
目次
第1 酒とシンナーは、同じ有機溶剤(薬理学的ポイント;「酒は百薬の長」か「百害あって一利なし」か;世界保健機関(WHO)などアルコールへの警鐘
アルコール・シンナーの共通点と相違点
シンナー吸引による症状ついて、その「実」を考察
アルコールの長所とシンナー乱用対策・啓発への工夫、その展望)
第2 シンナー規制と人権(規制に法的根拠がある、それともないのかという視点;生徒一人ひとりの思いを配慮してこそ全体の調和が実現する;「毒物及び劇物取締法」72年一部改正とその問題点;プライバシーの侵害、国際法という観点;欧米諸国と日本の乱用に対する捉え方の違い;集団の論理がもたらすもの)
第3 国際法が保障する人権(国際人権規約;「世界人権宣言」条文(参考))
巻末(付録) 「二元論社会」
著者等紹介
せきでんひろし[セキデンヒロシ]
立命館大学文学部人文学科中退。その後、他大学に再入学し学士取得(法学)。80年代、特許管理士として企業の様々な領域の技術開発に参加する傍ら、工業所有権法および民法等他関連法の勉学に勤しむ。しかし、親子関係からか、さまざまな体験からか、物の説明への執着は数年で頓挫する。以降、対象を人間・社会系に切り替えることになる。内観を軸に「人間とは何か」に傾注し、早いもので35年余りが経過。現時点での収穫は、筆者なりに制度上の「民主主義」と「日本文化」とのミスマッチに気付いた点(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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