内容説明
新入りがやってきて世界はひろいっておしえてくれた。しろがとなりにいたのはもしかして「すき」っていうきもちをおしえてくれるため?「となりにいた時間」しろがいて、きょうの1日がはじまる。しろがいてくれて、ほんとうによかった。前作『じーさんとぴーぽっぽ』のアナザーストーリー。
著者等紹介
小亀たく[コガメタク]
徳島市生まれ。グラフィックデザイン、広告の企画制作に関わり2021年よりフリーランス。第8回絵本出版賞最優秀賞受賞作『じーさんとぴーぽっぽ』(みらいパブリッシング)で作家デビュー。地球温暖化対策にデザインで取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
21
新着棚で。小亀さん初読み。セキセイインコのきいろと、白文鳥のしろが暮らす家に、桜文鳥のぴーぽっぽがやってきた。ぴーぽっぽのお蔭で、世界が広がるきいろ。大好きなしろとの日々を大切にしているきいろ。鳥たちの姿に人の姿が重なる。巻末に、「前作『じーさんとぴーぽっぽ』のもう一つの別のお話(アナザー・ストーリー)」とあり、早速予約。2023/06/24
anne@灯れ松明の火
18
ぴーぽっぽシリーズ、まとめ再読。おしゃべりなセキセイインコのきいろと、落ち着いた白文鳥のしろ。そこへ新たに加わった桜文鳥のぴーぽっぽ。ぴーぽっぽの元の飼い主は今の飼い主けーこのお父さん。年を取り、面倒をみられなくなったのだ。ぴーぽっぽから、外の世界の話を聞き、ワクワクするが、やがて寝てばかりになり……。きいろの涙顔のアップは切ない。大切なことに気づいたことも、切ない。でも、この気づきは次の出会いに活かせるはず。良作なのに、読んだ人が少なくてもったいない。ぜひ、読んでみてほしい。2024/10/20
Chiyoka
16
セキセイインコと白文鳥を飼っている身としては、書店で表紙を見た瞬間に衝動買いしてしまった。絵が可愛らしく、表情も豊かで、何度ページを開いても泣いてしまう。宝物の一冊になりそう。2023/08/06
遠い日
6
『じーさんとぴーぽっぽ』続編。ぴーぽっぽがやって来たけーこの家にはセキセイインコのきいろと白文鳥のしろがいた。鳥目線のお互いのお話がかわいくて、それでいてちゃんと人生に触れ得ていて、ちょっと切なく胸奥を押される。人にも鳥にもやがて訪れる死をきちんと描いて、残されたきいろの美しいことばにうなずかされた。2024/12/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
セキセイインコのきいろと、白文鳥のしろの所に、新しい仲間、桜文鳥のぴーぽっぽがやってきた。飼い主のお父さんが高齢になり飼えなくなったからだ。ぴーぽっぽも高齢でやがて…。前作をよんでいなかったので読まなくては!2025/03/18
-
- 和書
- 新教育詩集