内容説明
ノリと勢いだけで生きていると評される俺、高校生の墨染郁人。ある日、俺の前に白谷凛と名乗る美少女の幽霊が現れた。なんでも彼女は、ドッペルゲンガーに存在を奪われ死に至ったらしい。不幸な最期を遂げた凛は俺にあるお願いをしてくる。「なんとかなるでしょ、だって夏だし」そうして俺は凛との約束を果たすため、真夏の京都を駆け巡ることに。そんな中、彼女が抱える秘密を知ってしまい…さよならがくれた、決して忘れられない青春小説!「アルファポリス第12回ドリーム小説大賞」大賞受賞作。
著者等紹介
新田漣[ニッタレン]
『さよなら私のドッペルゲンガー』にて「アルファポリス第12回ドリーム小説大賞」大賞を受賞。同作で出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
28
ノリと勢いで乗り越える、ひと夏の切ない恋物語……といった感じでしたね。作品全体が若さ特有の馬鹿馬鹿しいやり取りに満ちていて、楽しく読めました。そのうえでクライマックス以降は切なさもあり、1冊で“青春”の良いとこが詰め込まれてます。基本は青春小説だと思うのですが、数少ない大人の登場人物たちの雰囲気が良かったですね。墨染と深谷は特に手のつけようのないバカという感じだと思うのですが、そこら辺の名も無い大学生たちのほうが更に輪をかけてぶっ飛んだバカたちだったのは……京都の若者、ヤバすぎるかもしれない2023/08/01
紫音みけ
7
ドッペルゲンガーに殺されてしまった少女を助けるお話。主人公とその悪友が常に深夜テンション。前半はコメディ色が強く、中盤以降は読み進めるごとに切なさが増していく。個人的には145ページ目からぐっと面白くなった。ヒロインの凛たんが可愛い。2023/10/11
葛城騰成
7
最初から最後まで、笑いっぱなしの作品でした。 そして、泣いてばかりの作品でした。 切ないし、悲しいし、苦しいけれど、こんな青春を送ってみたいと心の底から思えました。今しかできない馬鹿騒ぎを全力で行っている墨染君と深谷君がとても良かったです。かっこ悪いけど、かっこいい二人に盛大な拍手を送りたいですね。 そんな二人の悪ノリに溜息をつきながらも、どこか楽しんでいる白谷ちゃんがとても可愛らしい物語でもありました。彼等と一緒になかなかできない体験ができてとても楽しかったです。 「なんとかなります。だって夏だし」2023/03/23
色素薄い系
6
悲しい終わりじゃないのは良かったと思うけど墨染と深谷のバカなやり取りのノリが合わないとキツイかもしれない。ツボが合わないとずっとシラケたやり取りにしか見えないし…高校生より大学生の方がバカになるんだみたいな事言ってから完全に類は友を呼ぶ状態でしたね。2023/08/28
とれいん
6
『さよなら私のドッペルゲンガー』新田漣 読了 少しミステリ脳のまま読んだので、もっとドッペルゲンガーの掘り下げがとかは多少思ったけどそこは最低限でバカノリ勢いキャラの魅力で突っ走った青春小説。軽い読み心地と多少シリアスな展開と爽やかな読後感でした。 馬鹿に隠れて自然な感じに貼られた伏線が面白かったし上げて落とす場面と謎の提示と回収のタイミングも良くてかなり疾走感がある読み応えだった。キャラもルパンのカリオストロのラストシーン風に言うなら「なんて気持ちのいいやつらだ」2人の凛ちゃん可愛かったし落ちも良し。2023/02/11
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