内容説明
2017~2020年にアテネで勤務した清水大使が、ギリシャの文化、生活、宗教、地域などについて、多面的に紹介。世界遺産、主要な島や地域、遺跡を訪問した感想が満載された案内記。
目次
ギリシャという国
日本人からみたギリシャの生活
ギリシャの中の日本
アテネとその周辺を歩く
ギリシャの世界遺産を訪ねる
個性的で多様性ある島々
ヨーロッパの始まりの島クレタ
アテネ近郊のアッティカ地方
遺跡に満ちたペロポネソス半島
戦場となったギリシャ中部
テッサリアとエビロスで遊ぶ
栄光の歴史、マケドニア
ギリシャの旅のヒント
著者等紹介
清水康弘[シミズヤスヒロ]
東京大学国際関係論コース卒業後、環境庁に入庁。以後、環境省のほか、外務省、経済産業省、官邸、内閣などで、地球温暖化の専門家として勤務。内閣審議官、環境省総合環境政策局長、原子力規制庁長官を経て、2017年から2020年まで駐ギリシャ特命全権大使として勤務。2022年現在、東北大学教授、ANA総合研究所顧問。大学時代からギリシャ悲劇に関心を持ち、大使就任前も数回ギリシャを訪問。大使時代を含め、ギリシャ全土の都市や遺跡、海岸など250ヵ所以上を歩き回り、ギリシャの政治、経済、遺跡などを熟知(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たろーたん
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カラッと乾燥しており、一年の降水量が400㎜を越えず、雨量は日本の5分の1程度であるギリシャ。雨が少なく太陽に恵まれているため、ギリシャの良い所を聞かれると、「気候が素晴らしい」と言う外国人が多いそうだ。また、海へのアクセスも良く、週末に簡単に海水浴に行ける。時間感覚が緩く、著者は「9時32分」と答えた時、「9時35分」と言いなさいと言われたそうだ。ギリシャの時間感覚は五分刻みであり、「9時32分」だと、日本で言う「9時32分50秒」のような「なんでそこまで言うの?」みたいな感じになるらしい。(続)2023/12/23
コウトク
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ギリシャの本を探していて見つけた本。けっこう最近の駐ギリシャ大使としてギリシャに滞在していた人の本。よくもまあ3年間の滞在でこれだけ行ったものだと思うが、まったく忖度なく率直に書いているのでギリシャを訪れる者にとってはとても参考になった。2023/04/22