内容説明
玉響の美を映す125の和の色。和の伝統色の名前を、風景のなかに追い求めて…。文学に散りばめられた色主題を紐解きながら、豊かな色に満たされる至福の時間を贈ります!
目次
一月―祝月の章
二月―梅見月の章
三月―夢見月の章
四月―花残月の章
五月―菖蒲月の章
六月―青水無月の章
七月―歌見月の章
八月―桂月の章
九月―色染月の章
十月―小春月の章
十一月―神無月の章
十二月―氷月の章
著者等紹介
北山建穂[キタヤマタテホ]
1974年栃木県日光市に生まれる。在勤。下野写真協会会員。第3回写真出版賞大賞受賞。第一作『四季彩図鑑~写真でつづる日本の伝統色』は2021年全国学校図書館協議会選定図書に選定。『日本色彩寫眞物語』として2022年台湾でも発売され、大好評を博す。主な受賞歴:しもつけ写真大賞準特選、下野新聞紙上写真コンテスト金賞、日光フォトコンテスト日光杉並木賞、鹿沼市再発見観光写真コンテスト特選など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
178
書店で気になり、手に取りました。書名は百色ですが、実際は125色です。本書で「美人祭」という色があることを初めて知りました。 https://www.color-sample.com/colors/3935/ 昔、当時付き合っていた彼女に500色の色鉛筆をプレゼントすることを考えましたが、あまり興味なさそうだったので止めました(笑) https://www.felissimo.co.jp/500/ https://miraipub.jp/books/19442/2022/07/13
momogaga
49
日光周辺の風景写真で、日本の伝統色を見いだした、極上の色図鑑。初めて知った「美人祭」という色が心に残った。2023/07/17
あっか
48
ときめかしい♡写真家の著者による美しい写真と、日本の四季折々の伝統色を堪能できる1冊。真珠色(しんじゅいろ)…祝福に満ちた晴れやかな色、障子に映る影の灰白色(かいはくしょく)、銀白色(ぎんはくしょく)…全ての穢れを祓い清める雨の色、紺碧…どこか透明感の漂う懐かしい記憶の中の色、活色…生きているものだけに天から与えられた生命の色、他にも音の響きが美しい朱華(はねず)・月白(げっぱく)・碧瑠璃(へきるり)・千歳緑(せんざいみどり)・天藍(てんらん)…等々、たくさんの美しい色と四季の景色が掲載されています。→2023/05/18
ナキウサギ
24
また、、すぐに読み返すし、、眺めると思う。色彩を眺めていると心が浮き立つ。漆黒の闇でも燃えたぎる炎もせせらぎを感じる緑も、イルカが跳ねる海の色も淡く広がるミモザもどれも大好き❤️とっても楽しめる撮り方をしてくれてるから物語を創造しちゃうのです(^^)
MOTO
6
光が無ければ『色』はない。ほんとうの世界はモノクロなのに、(それじゃあきっと命は喜んでくれないな)と、神様がプレゼントしてくれた様な美しい『色』達。それに応えるかのように全ての色に名前を持たせたがる人達。人と神様の美しいやりとり図鑑。2022/12/24