目次
1 台湾少年工とは
2 高座海軍工廠設置と台湾少年工募集(高座海軍工廠設立と人員募集;海軍と台湾総督府による台湾少年工募集 ほか)
3 高座海軍工廠運営と本土における台湾少年工(台湾少年工の渡日;空C廠・高座海軍工廠の運営 ほか)
4 終戦、台湾少年工の帰台とその後(戦争末期から終戦にかけて;戦後、帰台までの台湾少年工 ほか)
おわりに(元台湾少年工らの現在;高座海軍工廠と台湾少年工の歴史的意味 ほか)
著者等紹介
林篤志[ハヤシアツシ]
1995年、愛知県生まれ。東京大学入学後、文学部歴史文化学科で台湾や中国の近現代史などを研究。在学中の2017~2018年に国立台湾大学(台北市)へ交換留学。卒業後、2022年1月まで北海道で新聞記者を務め、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」や函館市行政などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃま坊
10
マッカーサーが降り立った厚木飛行場。戦時中はその隣で日本海軍が戦闘機を作っていた。高度1万メートルで侵入するB29に対抗できる「雷電」の工場で働いていたのが台湾の少年たち。歴史を訪ねて周辺を歩くと、芹沢公園に地下工場跡があった。このストーリーから想像したのは、今の台湾電子機器産業の隆盛。時代の先端技術を学んだ少年たちが、その後どうなったのか興味がわいた。2025/10/06
ののまる
8
恥ずかしながら、初めて知った台湾少年工。8000人も。2022/07/03
服部
4
論文を執筆する上での参考資料・文献の量が膨大で気が遠くなる。とんでもない時間をかけて書いたであろうものを、文章が読みやすいことも相まって1時間くらいで読んでしまい少し申し訳ない気持ちになった。文体が美しいのは新聞記者の経験が活かされているのであろうか。私も機会があればまた論文を書いてみたいと思った。2022/06/11
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