浮世絵ギャラリー
浮世絵ギャラリー〈4〉写楽の意気

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  • サイズ A4判/ページ数 79p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784096521045
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0371

出版社内容情報

浮世絵師・写楽の魅力は、なんといっても斬新で奇抜な役者大首絵である。本書の意図は、役者大首絵28枚全作品の魅力をヴィジュアルに伝えるとともに、背後にある江戸の息吹を感じてもらうことにある。

浅野 秀剛[アサノ シュウゴウ]
著・文・その他

内容説明

浮世絵は、日本が誇る国際的絵画。斬新で奇抜な大首絵、異能の絵師写楽が描き出す役者の本性。子どもから大人まで、誰もが楽しめる浮世絵の世界を、最高水準の印刷技術で再現。

目次

鑑賞図版展示室1(三代目坂田半五郎の藤川水右衛門 ほか)
浮世絵談義1・写楽が描いた芝居
鑑賞図版展示室2(三代目沢村宗十郎の大岸蔵人 ほか)
浮世絵談義2・写楽のライバルたち
鑑賞図版展示室3(三代目佐野川市松の祇園町の白人おなよ ほか)
浮世絵談義3・写楽の顔
鑑賞図版展示室4(二代目岩井喜代太郎の左内女房藤浪と初代坂東善次の官太夫女房小笹 ほか)
浮世絵談義4・写楽、立ち上がる!
鑑賞図版展示室5(三代目市川八百蔵の不破の伴左衛門重勝と三代目坂田半五郎の子そだての観音坊 ほか)
浮世絵談義5・写楽と豊国
伝記・資料が明かす写楽の正体

著者等紹介

浅野秀剛[アサノシュウゴウ]
1950年秋田県生まれ。立命館大学理工学部数学物理学科卒業。『原色浮世絵大百科事典』(大修館書店)の編集者を経て、千葉市教育委員会にて同市美術館の開設準備に携わる。千葉市美術館学芸課長。研究分野は、日本近世絵画史(浮世絵・風俗画)・日本版画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かっぱ

16
宇江佐真理さんの「寂しい写楽」を読んで、昨日、図書館で借りました。女形の役者から嫌われたというのはよくわかる。リアルな女形は不気味。当時、一般には不人気だったことで、新進気鋭の絵師として売り出したものの、1年にも満たない活動期間に終わったようですが、インパクトのあるこの画風は当時の人々よりも近現代人に訴えかけるものの方が強いのだろうと思える。そういう点では真の芸術家としての心意気があったのだと言えるのかも知れない。2014/04/13

2
とにかく名前が格好良い。他作家が同じ場面を描いた浮世絵と並べて見たのは初めて。役者の顔の特徴なんかはきちんとつかんでいるんだね。2015/06/08

1
東洲斎写楽作品の大きめサイズの画集であります。といっても、いわゆる第一期作品(大判大首絵)がメインで、第2期以降の作品は第2期の大判が採り上げられている程度。大判大首絵が一番評価高いものね。画集としては物足らなさを感じますが、むしろ興味深く読めたのは豊国をはじめ同じ時期に活躍した役者絵師たちの作品との比較。同じ役者を描いた作品を揃えて並べてみると誰にも似ていないですね。勝川春艶に興味が湧きました。面白かったのは同じ役者につき顔のパターンが一つしかないとの御指摘。いわゆるハンコ絵で量産したのか。星3つ。2017/08/18

ムク

0
「写楽展」の参考に、と思って図書館で借りた中の一冊。写楽作品の分析を絵のパーツや構図、題材などに細分して詳細に検討してあって、展覧会の復習 にはうってつけだった。2011/06/10

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