内容説明
やたらとろくな目にあわない『不憫属性』の青年、吉祥真備。彼はドSな神“太常”によって無理やり、幽世にある“神”や“あやかし”の住む屋敷の管理人にさせられてしまった。そんな大家稼業にも慣れてきた頃、真備の目の前で屋敷が炎に包まれる。荒ぶる神“騰蛇”のせいだ。しかし暴挙を止めようにも、太常が様子がおかしい。弱ってしまって為す術ない太常に真備が真正面から向き合う。隠された本音に触れるために―
著者等紹介
烏丸紫明[カラスマシメイ]
2013年に別ペンネームにて作家デビュー。女性向けジャンルを中心に執筆。2019年に烏丸紫明の名でキャラ文芸・ライト文芸ジャンルにて再デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
38
神も妖もなんの術も持たない人間に「あなた達も幸せになって欲しい」なんて言われたら・・面食らいながらも嬉しくなるのじゃないかしら。帰ってみれば真備の目の前で屋敷が炎に包まれている。騰蛇が哀しい。真備の式神となった騰蛇改め火焔は真備の願い・・「屋敷を無くす」を叶える手伝いができるだろうか。太常や他の神々・道具を説得できるだろうか・・不憫な大家であっても安倍晴明とは違う、心を主とした説得に真備の成長が。いやいやほんま不憫な人間だからこそわかる想い。続きを早く書いて欲しいものです烏丸さん。2022/08/05
あずとも
5
どんな相手でもきちんと向き合って対応出来る真備って実はかなりの大物?真備の夢、太常に納得してもらうのはなかなか大変そう。今後の展開が楽しみ。2021/08/29
sion
3
騰蛇に出会い太常の思いを知った真備。 天之御中主神に自分の夢を語り華と騰蛇と式神契約を結んだ。真備の夢と千年人の為に尽くした太常が誤解する事なく夢が叶うといいなと思う。2021/09/03
ミモザ
0
あれ?まさかの最終回!?2021/12/16