内容説明
差別、貧困、暴力、謀略、祖国愛。南北の狭間で翻弄されながら何ものにも屈しなかった男の生き様。
目次
第1章 絹延橋
第2章 伝説の番長
第3章 委員長のボディーガード
第4章 祖国
第5章 わが事業
第6章 玉流館事件
第7章 さらば朝鮮総連 わが在日論
著者等紹介
朴泰弘[パクテホン]
1957年大阪府池田市生まれ。両親は戦前に現在の韓国慶尚北道から大阪に移ってきた。大阪朝鮮高級学校を卒業後、朝鮮総連大阪府本部での勤務、モランボン調理師専門学校での修行、梅田明月館での勤務などを経て、現在は大阪府池田市や兵庫県川西市で飲食店を経営。朝鮮総連より料理代表団に選出され、北朝鮮の功勲料理士勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねむ
1
著者の自伝。平壌にある老舗冷麺屋、玉流館で修行をしたことがあるという経歴に興味を持ち読んでみた。そこの描写に関しては物足りないくらいアッサリ。ハードボイルドなノンフィクションドラマ。在日、総連、民団、祖国、そしてヤクザとの関わり。まさにパッチギの時代。恐らくこの1冊では語り尽くせないエピソードも多数あるのだろう。気になる。2025/08/01
ワシじゃ
0
在日朝鮮人は波乱万丈の人生です。 学校は北朝鮮系で反日反米教育・ガキ大将と言うより半グレとして中・高校生活を送る。被害にあった日本人学生も多数。卒業後も在日半グレやヤクザとの縁を引きずるも、仕事は真面目にこなし経営手腕もなかなか! 育った環境が彼らの人生を翻弄。親戚が集まる度に互いに政治批判しケンカに、他人の意見は聞かない・聞けない纏まらない民族の悲哀か、祖国統一を邪魔しているのは他でもない彼ら自身である。2021/11/25