著者等紹介
花光翔太[ハナミツショウタ]
1985年に千葉県で生まれる。大学を卒業後、一般企業で3年間営業として勤務し、その後夢であった教師をめざし、明星大学にて小学校教諭一種免許を取得する。船橋市内の小学校で2年間勤務した後、放課後等デイサービスすりーはあと教室を運営している。障がいのある子どもたちのための絵本『じょうずにできるかな?』を制作
みやじまみほこ[ミヤジマミホコ]
1977年生まれ。画家。絵本作家。第17回上野の森美術館日本の自然を描く展フジテレビ賞。第33回サロン・デ・ボザール展内閣総理大臣賞。第19回創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト金の星社賞。第3回絵本出版賞奨励賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
67
絵本。スポーツが得意な翔太(しょうた)は人気者。同じクラスの修平(しゅうへい)は喋り方が少し変わっていて乱暴者。だけど修平は生き物が好きでよく世話をする子だった。翔太は修平をいじめた。翔太の母親が入院すると、翔太のいじめは酷くなった。ある日、翔太は学校を数日休んだ。翔太の母親が亡くなったからだ。久しぶりに登校した翔太は平気な顔をして見せたが、修平は翔太のことを思いやって涙を流す…▽絵が古い印象だけど、いい話。▽非営利使用許諾済(FREE使用OK)マーク付き2021/06/23
ヒラP@ehon.gohon
20
かなり硬派の物語です。 翔太からいじめをウケている修平が、母親を亡くした翔太のために泣くことの深みをどのように受取れば良いのでしょう。 これをきっかけに、翔太は変わりました。 きれいごとのようにして、それだけに終わらないお話です。 良い翔太と悪い翔太とは、どちらも自分です。 きっと翔太は変わっていくでしょう。 母親の死をしっかりと受けとめてほしいと思いました。 2021/07/13
matumoty
2
「相手の立場で考える」自分の気持ちを汲んでくれた人のことを、人は冷たくあしらえないと思う。道徳教育に良いと思うが、話がとても重いので勧めるときは慎重にしたい。2021/11/19