目次
第1章 内藤湖南の略歴と研究活動(生い立ちと人物像;湖南の学問形成;多彩な勤務時代;中国の実感―旅と中国知識人との筆談)
第2章 中国における内藤湖南研究の動向(中国における湖南研究の嚆矢(1930年代‐70年代)
学術研究の復興と湖南研究(1980年代‐現在)
中国における「唐宋変革説」研究の現状)
第3章 「文化中心移動説」の検討(中国における「文化中心移動説」に対する批評;内藤湖南の中国文化論;湖南のアジア主義)
第4章 湖南の当代中国論(『支那論』における近代中国像の構想;『新支那論』における日本の役割;湖南の「近代中国像」)
第5章 終章(本研究の要約;湖南の史観に基づく近代中国像と現実中国との齟齬;「文化中心移動説」とその帰結として提出された「世界文化統一」の限界;「多文化共存・共生」の条件とは―湖南の射程を乗り越えて)
著者等紹介
于伝鋒[ウデンホウ]
1980年生まれ、中国山東省出身。山東大学(威海校)、北京師範大学日本語学科を経て、煙台大学日本語学科に勤める。2016年来日、2019年北海商科大学博士号取得。現在煙台大学日本語学科勤務中。学術関心:日本語学、日本文化及び中日文化交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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